雨が降った。
52センチメートル先で雨粒が色々な形をなして落ちていく。
それより内側は、まるで雨なんか降っていないように感じるくらい空気が乾いている。
世界が逆さまになって重力を失ったくらいにゆっくり視界を遮って、
すぐさま空を暗くした。
手を伸ばしたら52センチメートル先の雨粒が手のひらを濡らして、
冷たいという感覚を脳に思い出させる。
とても不快だ。
この感覚を忘れるまでの数時間、
永遠にも近いくらいの感覚がずっと脳内でループする。
雨が降るここに来たのが間違いだったのか、
傘を差したのが間違いだったのか。
また間違ってしまったのか。
どうか私を、ここから連れ出して。
ひっさびさに動画で頑張ったやつです。(そもそも最近動画出せていない..)
原曲は僕が10代の時に作ったやつで最近リメイクしました。
元々はギターのカッティングとピアノの曲だったんですがなんとなく今回はピアノとエレピになりました。ピアノのリフめっちゃ気に入ってるんですよね~。
こういう動画前から作ってみたくて今回は割りと実験的な感じになったんですが、
今後もいつになるかわかりませんが作りたいんですよね。
何気にここ数年で1番たぎった作品なんですよ。