イラストタイトル/青と春と白。
白の下地は世界を作り、青の加筆は世界を彩る。
上から降り積もる雪のように、春はいつまでも止まない。
青と春と白。
世界を作り出す3色の素材はアクリルよりも油絵よりも濃厚で、
それらよりも透明。
光をあてたら輝いて、影を落とせば色褪せる。
それでもはるかに描きやすい。
思うがままに筆は動く。
The secret to art is that it’s an illusion.
いや正直な話記事で描くのにピックアップするイラストが徐々になくなってきてるんですが、イラスト頻繁に描く時間も現状ないのでまぁのんびり行きますよ。
忙しくなってくるとイラスト上げるペース落ちてがっくし来るんですが、
記事は早いと10分くらい(低クオリティ)で上げちゃうんで「とりあえずやってやりましたよ今日の課題」感は感じる事ができていいんですよね~。
ということでネタも少ない現状なんでもあげるぜ精神と言うことで、今回のイラストはTwitterであげました7000フォロワー感謝イラストです。
ちょっと時間なくて僕史上最速の速度で描き上げたので雑な部分多きで申し訳ないんですが、構図とか雰囲気とか、あれっ、なんか思いのほかええやん、みたいな感じで割りとお気に入りリストだと2軍くらいに入るやつです。
廃墟と裏腹にのんきな巨大くっまが覗き込んでる感じがすっこ。
思えば去年の今頃はまだ1000人台だったと思うので、 神絵師の方々に比べたらまだまだですが 7000という数字は僕にとってはまるで信じられない人数です..(いつもイラスト見てくれてる方々ありがとうございます..)
忙しくなると絵描けなくてがっくしですが、まぁタイトルのとおりマイペースにやっていこうかと思います。
「回転式拳銃の弾倉には一発だけ、誰もが喜ぶ贈り物が入っている」
彼女発案の「逃れられない1人ロシアンルーレット」は、実弾ではなく「贈り物」と「はずれ」が1発ずつ入っており、男がどちらかを当てるまで1人で引き続けるという特殊な条件の下、淡々と進められた。
回転式拳銃の弾倉は6発。
男は引き金を引く。
1発、2発。
3発、4発。
撃鉄の叩く音だけが鳴り響く。
5発目を引く前に男の脳によぎる。
「贈り物」と「はずれ」が本当に実弾ではない確証はない。
だがこのロシアンルーレットから逃れる術もない。
男は額の油汗を拭った。いつもよりもベタついた、心地の悪い空気。
覚悟、とは違うある種のあきらめに近い感情のまま、男は引き金を引いた。
パン!
銃身から出たのは実弾ではなく「HAPPY BIRTHDAY」と書かれた小さな紙だった。
先週誕生日を迎えていた男はほっと、胸を撫で下ろし彼女がただお祝いをしたかっただけで本当は祝いの言葉を贈りたかっただけなんだと安堵する。
ゲームは終わった。男は椅子から立ち上がる。
彼女は聞こえるか聞こえないかくらいの声で言う。
「残念ね。次が贈り物だったのに。」
男は血の気が引くのを感じた。