イラストタイトル/地味な子だけど以外とピアスごりごり。
普段は耳元が黒い髪に隠れて見えないんですが、ふと見たときに耳に髪をかけて見えた耳がごりごりにピアスだった、のイラスト。
その意外性に不覚にもどきっっっみたいな。
実際に最近そういう人がいてついどきっっっとしたのでイラストで描いてみました。
やはりギャップというものは人をひきつける何かがありますね~
The secret to art is that it’s an illusion.
世界中が新しい時代を祝いお祭りのような日々が続いていた。
駆け巡るニュースは新時代祭で華々しく沸き立つ人々の様や、有名人の結婚、出産。
あの国とこの国の過激な情報・貿易戦争が幕を降ろし、事実上和平に進んだらしいという政治の話題や、どこかの事業家が開発したネットワークで世界の果てから果てまで物資と情報の共有が出来て、今よりもさらに良い時代が来る、といった希望に満ち満ちたニュースで溢れていた。
激しく流れる川の水の1粒1粒のように激動の時代の変わり目で歴史に刻まれる出来事の数々。
その歴史の裏側で、世界のほんのちっぽけな片隅のほうで、誰も知らないことがある。
知っているのはこの世界でたった2人だけ。
激しく変わる時代の歴史に刻まれるような出来事が上昇気流とするならば、
この出来事はその気流の中にすらいない、周りの空気に取り残されたちっぽけな水滴のような出来事かもしれない。
友達が休日に新時代祭に出かけようと誘ってきたのを断った。
会いに行く人がいた。
決して歴史に刻まれることはない、この恋は誰も知らない。