描くときの事を考える【イラスト考察】

花のピアスの女の子のイラスト

普段意識してるところと、無意識で描いてる部分を言語化してみた

前回色々なアングルを描く方法についての考察を書いたので、その流れで自分のイラストを描くときに思ってることというか、気をつけていることみたいな事を僕自身が考察しながら書いてみたいと思います。これは描き方講座みたいなちゃんとしたやつではなく、どちらかというとこういう風に描く人もいるんだな~くらいの感じで見てもらえたら嬉しいです。
ほぼテキストになりますがご了承くださいませ。

今回はこのイラストで考察してみたいと思います。

サクラソウのピアスと髪飾りをしている泣いている女の子のイラスト
サクラソウは恋をした。

色塗りまでの大体の線画

最初は斜め向いた顔のアウトラインから

まず僕がどこから描くかというと、左上の髪の輪郭から描いてその流れで右目と輪郭に流れていきます。(ちなみに僕は右利きです)こういう鼻が輪郭から飛び出る角度のイラストは立体感を出しやすくて個人的には結構好きな角度です。(だからと言ってこればかり描くんじゃない)

バランスって難しいよね~

ここで結構僕が失敗しがちなのが、右目と左目のバランスですね。
ここを間違うと結構パッと見の違和感がえぐぐて描き直したりしてるので結構重要だと思います。
あと付け加えると目だけじゃなく、耳、頭のバランス、首筋など顔全体のバランスをこの時点で明確にしたほうがいいんですよね。僕もやりがちなのですが、部分的に頑張って描いていくと他の部分とのバランス見るの忘れて、あれっ、耳でっけぇ!とか、あっ、首ほっそ!とかなりがちなんですよ。慣れた方とかは他にここらへんの解決策あると思いますが、これもしかしたら駆け出し絵描きあるあるかも知れません。

表情の微調整はミリ単位

部分的に見ていくと、目に関して言えば表情を作るうえで重要な部分なので、結構きをかけてる気がします。まつ毛がどのくらい瞳にかかっているか、白目の比率などなど、1mm違うだけで表情が変わってくるのでここをおろそかにはしたくないんです。
儚げな表情にしたいのにおめめパッチリ、白目全開だぜイエ~イだとなんだ元気満々じゃねぇかってなりますし。

独学は間違いじゃないけど茨の道かも?

そういえば僕は独学の悪しき風習というか、あまり良くないとは思うんですが下書きと筆入れのレイヤー同じで描いてるんですよ。効率的に描くなら絶対分けて描く方が良いと思うんですが、僕は下書きの時に良い感じに描けた部分をもう一度上から描く作業が苦手で、描いては消しを繰り返しながら決めていきます。
総合的に言うと分けて描いたほうが後々は絶対良いと思いますね、プロの方々がやってる方法は間違いないと思うので。

女の子は髪が命♡(男声)

そして大体全体の形が決まったら髪を描いていきます。ここが僕が1番楽しみにしてる部分ですね。流れる髪、入り乱れる髪、耳の後ろから通る髪を錯綜させて描くのがとても楽しいのですよ。
最近は耳に髪をかけた髪型描くの好き過ぎ問題が多発しているのですが、全然まだまだ描いていきたいです。

大まかな髪が描けたら服を描いて、これで下地というか、イラスト全体がざっくり出来た感じです。

サクラソウの女の子の線画イラスト

大体の線画が出来たら色塗りタイム

僕はべた塗り派デジタル人間

その後に色塗りレイヤー、背景レイヤーをそれぞれ描きます。
色の塗り方は基本的には範囲選択してベタ塗りが僕の色の大体の塗り方です。描画モードは最近は焼きこみリニアがお気に入りです。線画が薄まることもなく、くっきり出るので割と好きです。

何枚も重ねるよ~

イラストにもよりますが、影になる部分だったりを別のレイヤーで描画モードを色々変えながら別の色を乗せていきます。このイラストの場合は赤ピンクっぽい髪の色の上に影レイヤーで青っぽい色を、焼きこみリニアで乗せています。場合によっては何枚も。

細かい髪を別レイヤーで

そして次の工程もトップを争うくらい楽しいところです。
髪の上に別レイヤーで、ちょっとだけ違う色で流れる髪を描きたします。入り乱れてる部分です。これによって髪の立体感も出せますし、例えば風が吹いているとしたらこの時に吹いている方向に流すとより風になびいてる感を出せてとても良いんですよね。
ノリに乗ってるときは何枚もこれでレイヤー作っちゃいますよ。(あまりやりすぎるてもどうかと思うんですがね)

仕上げの時のわくわく感、達成感は心地良い

そして最後の作業。これは場合によっては途中でちょいちょいやったりするんですが、線画の仕上げです。
今更線画?って思う方もいるかと思いますが、僕は大体完成したあとに線画を仕上げた方がなんとなく上手くいきやすいのでこの形になってます。
元々の線画は最近は4ピクセルで描いていて、この仕上げの時は6~9ピクセルで描きます。
仕上げでやるのは、特に強調したい部分、目や髪、あと服のしわの部分だったりを上から綺麗めに描くことです。
これによて強調したい部分が太く、なんとなくですがドンっとしたイメージになるんですよね。例えばオッドアイなんかはやっぱり目を強調したいから目を強めに描くとか。
ここら辺もパッと見のイメージが全然違うので、かかせない作業だしこれも結構楽しい作業だったりしますねぇ。

オッドアイの女の子のフリーイラスト
オッドアイ。

かっこよく言うと削りの美学

そして強調したい部分を強めに描いたら最後の最後で、逆に強調しなくてもいい部分の線画を削ります。特に髪の輪郭の部分だったりを最近は消しますね。完全に僕の好みなんですが。
あとこれ、要らねぇな、という線も消していきます。強調したい部分より目立つ情報はなるべく消した方がスッとイラストの表現したいことが伝わる気がするので。


大体こんな感じです(たぶん)

ざっとこんな感じでしょうか。多分まだ僕自身が言語化できていない要素もあるかもしれませんが、最近はここらへんを意識して描いてますね。
とは言え、まだまだ模索中なのでここに書いてる工程も全然変わっていく可能性もあるので、そこらへんは僕自身も楽しみです。

とりあえず今回思ったこと、
思いのほか色々考えながら描いているな~おれ

色々なアングルの絵を描く方法を考える【イラスト考察】

雪の日にそっと合流する女の子とかわいいねずみのフリーイラスト

いろいろなアングルで描く時どうしてる?

さて、最近イラスト紹介しようにも記事描くのはすぐなんですがイラスト描くのが追いついてなくてネタが尽きてきたので今回は前作った動画でもやった、色々なアングルの絵を描く方法を考察したいと思います。

ただ動画のことをおさらいするだけだと僕もつまらないので、動画よりさらに深く考察してみたいですね。正直なところ僕は個人的には、動画でテロップなどで紹介するよりもテキスト打って考察する方が気楽でいいんですよね。けっしてユーザーライクではないのかもしれませんが。(でももっと時間できたら動画もやりたい)

僕は基本的に言語化するのが非常に苦手なタイプなので説明不足でわかりづらいと思うところ等ありましたらすみません。

雪の日にそっと合流する女の子とかわいいねずみのフリーイラスト
無事合流しました。

立体感の話。

このイラストに関しての考察になります。
色々なアングルから描くということはまず被写体を立体で捉えることからはじまります。
たとえば髪の毛の曲線、マフラーのふくらみ、伸ばした腕の丸みなど物体には立体的な輪郭があり、色々なアングルで描く祭はそこらへんを意識すると良いと思います。
むしろここさえできればアングルだけじゃなく影の付け方もわかると思うんですよ。

くそほどテキトーに描いたリンゴです。このリンゴを立体でとらえるとします。

こんな感じで目には見えない線ではありますが、こういう風に頭の中で線をひいたりして考えると物体がどういう形なのかわかりやすいと思います。
こう見るとリンゴの様なシンプルな形のものでも茎の部分だったりへこんでる部分だったりの細かい部分が意識できるのではないかと。

これもざっくり描いたガールのイラストですが、顔に関してもこんな風に、ちょっと不気味ですが立体的にとらえる線を頭の中でひくと良いと思います。
ざっくり描きすぎてわかりづらいと思いますが、髪の毛の1本1本や、まつ毛、鼻、唇、すべての部分が立体物であるという事ですね。

話は戻りましてこのイラストで立体を意識するとこういった感じになります。
髪の毛、マフラー、腕の丸み、足、横にいるねずみなど、本来の物体の輪郭を想像しながら描きます。
先ほども言いましたが、この輪郭を考えながら描くと光や影を付けたいという時も自然にわかりやすくなりますね。

こんな風に上から光が当たった時はこういった影の付け方になります。
上から光が当たった時、髪の毛なんかは少し毛が浮いているところも影になるし、腕の丸みの部分で言うと、ちょうど脇のしたあたりから手の先の方に向かって影になるみたいな。
スカートは太ももよりも幅があるので、太ももに影ができ、上から光が当たるガールのちょうど足元には真下に影ができる。
こういう風に考えると影をつけるのに意識することによって物体を立体的にとらえる練習になって、結果色々なアングルで描くことができるようになるかも?

距離感の話。

これも凄まじくテキトーでもうしわけないんですが、横からのアングルを描いてみました。
元の絵のガールとねずみは横から見るとこんな感じになります。

元の絵のように、上からのアングルの場合はこちら。

立体感の話の時に書いた物体を立体で捉えながら、このアングルの違いを意識するとよりわかりやすくなると思います。自分が縦横無尽に飛び回るカメラマンになったような感じです。
被写体は物体としてそこにいて、自分の見る角度を変えてみるわけですね。

これを踏まえながら被写体とカメラの距離感を考えて見ます。
立体物を描くときはカメラから近いほうが大きく、遠ければ遠いほど徐々に小さく描いていくとより自然な立体にみえます。

極端に描くとこんな感じになります。
1番下の立体で言うとカメラが手前にいて、奥に行けば行く程小さくなります。
見てる人からの距離で大きさがかなり変わりますね。

雪の日にそっと合流する女の子とかわいいねずみのフリーイラスト
無事合流しました。

このイラストで言うと、上からカメラで見ていて、ガールの足元に行くにつれて距離が遠くなるので、徐々に小さくなっていっています。
この小さくなっていく比率ですが絵描きさんによって結構違いますよね。好みだったり、そのイラストで表現したいものによって変わってくる感じですかね。
この「カメラとの距離による大小の比率」が大きくなればなるほどダイナミックな画になったりしますね。わかりやすい例で言うとワンピースとか、ああいう風に極端に大小の比率を変えるとバトルのダイナミック感が出たりしますよね。
ちなみにワンピースだと僕は白ひげ海賊団に入りたいです(オヤジ~)

距離感の話で言うと、さらに距離感を表現するのに被写体以外の物体との距離などでも表現できます。

雪の日にそっと合流する女の子とかわいいねずみのフリーイラスト
無事合流しました。

この絵に関しては、ガールの横にいるねずみ、2人が歩いている地面、少しわかりづらいですが振っている雪などで距離感を出しています。

例えば地面ですが、足跡を付け加えるだけで「2人が同じ高さの地面を歩いている」事を表現できます。たったこれだけでも距離感を出せるんですね。

上の絵は足跡と雪を消してみたやつです。なんとな~くふわふわ浮いてて、ガールとねずみの距離感も曖昧に感じませんかね?
こういったちょっとした視覚効果を利用するのも意外と効きますね。人間の視覚は案外シンプルなのかもしれません。

他にも例えば、背景の建物や街灯などのオブジェクトだったり、なんだったら被写体が持ってる物などでも色々使えるとおもいます。

まとめ。

・立体で捉える
・距離感で大きさ、位置が決まる
・被写体以外(建物、地面など)を利用しまくる
・被写体の輪郭を考える
・輪郭によって光、影も変わってくる
・ただ結局いろいろ描いてみるのが1番良い

僕は独学なのでわかりづらいと思うところあったと思いますが、僕なりに考察してみました。結局は一番下の答えに行き着くと思いますが、色々描いて試行錯誤するのが良いんですね。
描く人によっても違ってきますし色々描いて効率的で、正確に描く方法は各々あると思うので。
僕もまだまだ足りない部分多いので試行錯誤しながら描いていきたいですねぇ。

片思いのあなたに一言【イラスト紹介】

ラナンキュラスの花を持った片思いの女の子

イラストタイトル/片思い。

今回のイラストなんですが、フォロワ―さんにリクエストいただきまして描いたやつです。
あまり公には言ってないんですが、一応いつになるかわからないけどそれでもいいなら、という形でリクエスト受け付けてまして、最悪数ヶ月後みたいになる可能性もあるので気長に待っててね~みたいなニュアンスです。僕自身の案もまだ消化しきれていないものが結構あるので、それらと大体の折り合いつけながら、僕の気の赴くままに描かせていただきます。

片思いの女の子。なんとも切ない感じのリクエストを頂いたので、このガールも少しばかり切ない表情になっております。
想い人を見ているのか、その視線の先にあるものが気になりますねぇ。

魅力に満ちた花言葉

このガールが持っている花はラナンキュラスという春の花です。
花言葉は片思いガールに向けた言葉。
「あなたは魅力に満ちている」

キュートキューティキューテスト【イラスト紹介】

リボンをつけた女の子の猫のかわいいイラスト

イラストタイトル/菩薩顔のねっこ(春のうららか乙女)ver.

菩薩顔のねっこのガールフレンド。
キュートな笑顔でねっこを魅了する。(ほぼ顔は同じ)
ねっこから度重なるラブアピールの末、しぶしぶOKを出した。(付き合いたて)
語尾は「〇〇だミャ~」で統一されている。(今思いついた)
とにかくこのシリーズの最大の特徴は絵を描いているわたくし、春の息抜きを最大の目的としていることである。(身も蓋もねぇな)

強き女性に花を捧ぐ【イラスト紹介】

シャクナゲのピアスと髪飾りをしている女の子のイラスト

イラストタイトル/シャクナゲは迷わない。

花言葉シリーズ・ピアス編ー春の部の割と番外編チックなイラスト。
いつもと違って和テイストなイラストとなっております。

着物にかんざし、煙管をたずさえてたたずむその姿は、シャクナゲの花言葉である威厳という言葉そのものの様な雰囲気。

花言葉も強い

花言葉が威厳と荘厳ということで、いつもとは違ったどことなく強い女性をイメージしてみました。この鋭い眼光がうちに秘めた強い意思を感じますね~