花びらと化す女の子【イラスト紹介】

金髪ボブの女の子のイラスト

イラストタイトル/もしも花になれたなら。

彼女は花になりたかった。
花が人々に愛されるように、無償の愛を享受したい。
誰が彼女を責められるだろうか。

ゼフィランサスの花言葉は「汚れなき愛」


連作「渇望」第二作目になる「もしも花になれたなら」。
花になることへの渇望から、体が花と化す女の子。
静かに変わっていく体の変化に、涙が溶けていく様。

鳥になりたいんだ。に続く連作として描いたのですが、
身もふたもない話をするともう続きのイラスト案を思いついていて早くこのイラストを仕上げたい欲が勝ってしまって所々バランス微妙なのが心残りではあるものの、
伝えたい部分はちゃんと描けたのでよかったかなと。

前々からそうなんですが、描きたいイラスト案がちょうど1兆個あるので早く次のイラスト描きたい欲との戦いは割りとあります。
これは悪い癖ですね~、一個のイラストに時間かけすぎも個人的には避けたいですが。
ただ上手くいかなかった点は次のイラストに生かしていこう精神のほうが僕的にはあってるので、まだ当分はこれでいこうかなと思います。

鳥と花は渇望を経て、どうなるのでしょうか。
続きのイラストもお楽しみに!(他の描きたい案もあるのですぐには出さないかもしれない)

カラーコードを食べるクール系女の子【イラスト紹介】

ショートカットのかっこいい女の子のイラスト

イラストタイトル/カラーコード・イーター。

カラーコードシリーズ第4作目となる今回のイラストはカラーコード・イーターというカラーコード喰いな女の子のイラスト。
クールなショートカットの、金髪と銀髪の中間くらいの髪色が特徴で、するどい眼光で睨みつけながらこれでもかとカラーコードを食らう。

世界観的にカラーコードシリーズって結構えぐいというか、一版受けしづらいかなぁと思ったけどいつも思った以上に反応いただけるので嬉しいですね。

カラーコードシリーズで結構案考えてるんですけど、他の描きたいイラストもあってまだ先になりそうですねぇ。
腕があと3本くらいほしい今日この頃。

ワルツを踊る女の子&バイオリン弾き【イラスト紹介】

バイオリンを弾くパーカー女の子 イラスト

イラストタイトル/オルタナティブ・ワルツ。

ファンタジックジャズから始まった音楽シリーズ。
今回はワルツをテーマにオルタナティブを枕詞にしたものです。

オルタナティブとはオルタナティブロックなどで使われいる、ようは前世代の商業主義的ロックのアンチテーゼみたいな意味合いがよく聞きますね。
ただ今回のイラストは特にそういった意味合いというかアンチテーゼ的な意味合いではないです。

地上で踊る人形と女性、その人形はどうやら上空で弾いているバイオリンの音色で動いているようですね。
この演奏が終わったら、人形も踊るのをやめてしまうのでしょうか。

この恋は誰も知らない【イラスト紹介】

クレオメの髪飾りをした金髪の女の子 イラスト

イラストタイトル/秘密の恋。

世界中が新しい時代を祝いお祭りのような日々が続いていた。
駆け巡るニュースは新時代祭で華々しく沸き立つ人々の様や、有名人の結婚、出産。
あの国とこの国の過激な情報・貿易戦争が幕を降ろし、事実上和平に進んだらしいという政治の話題や、どこかの事業家が開発したネットワークで世界の果てから果てまで物資と情報の共有が出来て、今よりもさらに良い時代が来る、といった希望に満ち満ちたニュースで溢れていた。
激しく流れる川の水の1粒1粒のように激動の時代の変わり目で歴史に刻まれる出来事の数々。

その歴史の裏側で、世界のほんのちっぽけな片隅のほうで、誰も知らないことがある。

知っているのはこの世界でたった2人だけ。
激しく変わる時代の歴史に刻まれるような出来事が上昇気流とするならば、
この出来事はその気流の中にすらいない、周りの空気に取り残されたちっぽけな水滴のような出来事かもしれない。

友達が休日に新時代祭に出かけようと誘ってきたのを断った。
会いに行く人がいた。

決して歴史に刻まれることはない、この恋は誰も知らない。

猫と踊る女の子【イラスト紹介】

ロングスカートの女の子と黒猫 イラスト

イラストタイトル/夢中で踊る君がすき。

ふわふわとスカートがゆれて風船でぷかぷか浮いたラジオから流れる音楽に身を委ねた。
お出かけの最中だったのにあの時君と聴いた音楽が流れたら、不思議と体が自然に動く。

黒猫もたのしげに踊り、しっぽの先まで満たされた。
君と黒猫の2人舞踏。ここから見える光景は道端の光景とは思えない。

次のステップを踏み出す瞬間、足の感覚が地面を認識するその前に、
ひらひら舞うスカートとはらはらとなびく髪を瞳を通じて頭の奥に映し出して、
僕の心臓はやわらかい熱を帯びた。