まるで鏡のように、【イラスト紹介】

イラストタイトル/きみが悲しいと僕も悲しい。

ずっとずっと続いていくんだって、きみはいつも泣いていた。
僕の砂時計はいつか砂が落ちきったら止まるけど、きみの砂時計はずっとずっと前から止まらずに落ちていく。
綺麗だからといつも世話していた花も、砂時計の砂は落ちきっていた。
無情だなんて簡単な言葉では片付けられないくらい悲しいことだって、
心をえぐられて瞼の奥が刺激され涙点から涙があふれ出た。
きみが見てきた風景を想像すると、自然と僕も泣いていた。
まるで鏡のように、きみが悲しいと僕も悲しい。